更年期や妊娠・妊活中の女性だけでなく、男性の健康にも嬉しい効果があるといわれている「マカ」ですが、効率的に摂取するためには、ただ飲めばよいというものではありません。
マカの効果を引き出すためには、どんな方法やどのタイミングで飲むのが理想的とされるのでしょうか？

風邪薬や鎮痛剤などは摂取するタイミングが定められていることが多いですが、マカは薬ではありません。そのため、飲む時間やタイミングは決まっていないのが一般的ですが、妊活を意識してマカを摂取している方は、マカを食後に摂取するのがオススメです。食後は胃が活発に活動しているため、マカの成分を効率的に摂取することができます。1日2回摂取する場合、朝食と夕食の後に摂るよう意識しましょう。

また成長ホルモンが活発化する22時～2時は、体のゴールデンタイムとよくいわれていますが、このタイミングでマカを摂取するのもオススメです。食後に飲むのは難しいという方は、ゴールデンタイムに合わせて摂取してみましょう。

マカは薬ではありませんので空腹時に飲んでも良いのですが、普段から胃腸が弱いと感じている方は、空腹時にマカを摂取すると胃腸に刺激を与えてしまう可能性があります。

食前に飲むと効果的だといわれていますが、はじめてマカを取り入れるときには食後に摂取することから始めてみましょう。

胃に負担をかけたくない場合やサプリメントを空腹時に摂取することに抵抗のある場合は、食後30分以内に摂取することをオススメします。食後30分は食べた物の栄養を消化・吸収しようと胃や腸が活発になっている状態なので負担も少なく良いタイミングです。

また、マカを飲む際には、水を使って飲みましょう。先述している通りマカは薬ではありませんが、薬と同様にジュースやコーヒーなどと一緒に飲んでしまうと、マカの有用成分をうまく吸収できないことがあります。 とはいえ、冷たすぎる水は体を冷やすことも考えられるため、水の温度に注意して常温の水やぬるま湯を選びましょう。

今や妊活は社会現象といえるほど注目を集めていますが、まずはマカの摂取という気軽な方法で始めてみるのはいかがでしょうか。

サプリメントを飲むだけでOKなので、誰もが気軽に挑戦することができます。女性だけでなく男性にも嬉しい効果をもたらしてくれるので、パートナーと一緒に摂取を始めてみるのもオススメです。

マカはスーパーフードとも言われているぐらい、摂取した場合の効果が高い食品です。しかしあくまでも食品扱いなので、医薬品のように厳密な摂取量の規定はありません。また食品として、厚生労働省が推奨している摂取量のガイドラインもありません。

ただサプリのメーカー等が推奨している1日当たりの摂取量は、1,500mg～4,000mgといっているケースが多くみられます。粉末の場合は2,000mg～20,000mg程度の摂取が望ましいといっているケースが多いようです。ただあくまでも目安なので、必ず最低ラインの1,500mgや2,000mgの量を摂取しなければいけないというものではありません。
目安ですから、この数値を参考にして、自分の体調をみながら増減していくことが必要です。そのためサプリの説明書に書かれている用量を守って飲むことが、自分に適量だと思われる摂取量を知るための1つの方法になります。

マカの入ったサプリを服用して、特に目立った副作用がないからといって、サプリの説明書に書いている2倍、３倍と摂取しても大丈夫なのかというと、やはり過剰摂取による副作用が出るケースはあります。過剰摂取による副作用の例は以下の通りです。

＜アレルギー＞
マカの過剰摂取だけではなく、マカそのものがアレルゲンになっている人もいます。大根やカブ、カリフラワーなどアブラナ科の食材がアレルゲンになっている人の場合、飲用前にチェックしておく必要があります。マカが引き起こすアレルギー症状としては、胃の痛みや腹痛、下痢や嘔吐、喘息症状、かゆみなどといった一般的なアレルギー症状と同じです。

＜頭痛や不眠＞
マカは中枢神経に作用する効果があるので、摂りすぎると頭痛や不眠症状、気分のむらといった症状が出ることもあります。とくにホルモンの分泌異常を医師から指摘されている人の場合、まずは医師に再度診断をしてもらい、許可が出た場合に限って、飲むことをオススメします。

＜ニキビ＞
マカを大量に摂取すると、皮脂の分泌を盛んにするアンドロゲンというホルモンの分泌が増えます。皮脂が過剰に増えると、皮膚常在菌や皮膚ダニの影響で、ニキビがたくさん出てしまうことがあります。過剰摂取には十分注意してください。